2024.04.03 / Topics
SKINWOOD®がザ・リッツ・カールトン福岡様に採用 日本の森林環境の保全に貢献~こどもたちへの森林に対する環境教育に活かされます~
適切に管理された森林から産出された木材であることを証明する国際基準FSC®認証材の小径木や未利用材を使用した、弊社株式会社中村製材所(所在地:佐賀県佐賀市、代表取締役:中村展章)の次世代の突板(つきいた)製品SKINWOOD®(超薄板)で製作したパーテーションとテーブルウェアが、ザ・リッツ・カールトン福岡様(所在地:福岡県福岡市中央区大名2-6-50福岡大名ガーデンシティ、総支配人:ラドゥ・チェルニア)に採用されました。
SKINWOOD®をとおした持続可能な森林管理に対する取り組みに共感していただいたことが採用に至った経緯です。
さらに「都市での木材利用による森林づくり」をザ・リッツ・カールトン福岡様と取り組ませていただきました。
写真提供:リッツカールトン福岡様
【都市での木材利用による森林づくり】
写真提供:(左)九州林産株式会社様、(右)九州電力株式会社様
内容:売上の一部を「九電みらい財団様」へ寄付(こどもたちへの森林環境教育へ活用)
使用木材:九州電力様社有林(大分県内)の*FSC®認証森林の桧材
都市での木材利用が広がることで木材を供給する森林が適切に更新されることが、森林と都市の理想的な関係です。これにより、持続可能な森林管理が形成されます。
しかし、日本での国産材の供給量は増加傾向ではあるものの、まだまだ低水準です。さらに、林業の収益減少や林業従事者の減少など、多くの課題が山積しています。
そこで課題解決の一助として、製品の売上の一部を直接森林に還元することで、都市での木材利用をとおして森林づくり、日本の林業の活性化に参加できる取り組みを始めました。
今回は、「九電みらい財団様」へ寄付を行い、こどもたちへの森林に対する環境教育に充てられます。こどもたちが森林への理解を深めることは、次世代の森林形成において非常に重要な役割を果たします。
また、このような好循環な取り組みを通じて、ホテルの利用者や働いている方が森林に親近感を持っていただくことが期待されます。同時に、森林を育てた人々や山で働く人々は、自分たちが携わった木がどこでどのように使われているかを知り、仕事に対する魅力を再確認していただけるきっかけとなるでしょう。
森林に対しての関心が高まることは、多様な生物を育む森林が健全に保たれる一歩目です。
*FSC®認証は、生態的、経済的、社会的側面などを包括的に評価する「森林管理のためのFSCの10原則と基準」に基づく国際認証制度です。
FSC®C022549
【SKINWOOD®について】
パーテンションとテーブルウェアは、弊社商品であるSKINWOOD®を使用しています。
SKINWOOD®は木目が真っ直ぐである柾目(まさめ)の天然木を使用した突板です。従来は大径木からのみ製材されていた柾目(まさめ)ですが、弊社のSKINWOOD®は小径木や建築材に不向きな径級などの未利用材から製材が可能です。
これにより、貴重な大径木に頼らずに柾目の均一で美しい表現が可能となり、資源の有効利用を通じて持続可能な木材供給に貢献しています。
都市における建物の木造・木質化は、CO2を吸収し炭素を閉じ込めた(固定した)木製品が広まることとなり、都市に第二の森林が形成されます。
SKINWOOD®は、ステークホルダーの方々とCO2を吸収する持続可能な森林管理づくりや人材育成を行い、SDGsの目標15の自然資本(森林)を守り資源を活用しながらカーボンニュートラル対策や地域創生へ貢献します。
【九電みらい財団様の取り組みについて】
写真提供:九電みらい財団様
九電みらい財団様は、「ずっと先まで、明るくしたい。」という九電グループの思いのもと、
豊かな自然を守り続けること、子どもたちが輝く未来につなげていくことを目的として、九州電力㈱様によって設立された公益財団法人です。
同財団では、子供たちの自然を大切にする心を育む体験型の環境教育や、ラムサール条約に
登録された大分県竹田市の坊ガツル湿原一帯において、希少な生き物や美しい景観を守るための環境保全活動に取り組んでいます。
また、環境教育や市民交流の拠点となる森づくりを、地域の皆さまとともに取り組んでいます。
九電みらい財団様H P 九電みらい財団(kyuden-mirai.or.jp)
【プレスリリース】ザ・リッツ・カールトン福岡様のSKINWOOD®採用事例 ダウンロードはこちら