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FSC®森林管理協議会CoC認証取得 株式会社 中村製材所

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2026.03.04 / Topics

宮崎県のスギが支える、持続可能な建築のかたち

日本の森林資源のプラットフォームとも言える宮崎県。30年以上にわたりスギの素材生産量日本一を維持し続けてきました。また、早くから「国際基準の森林管理」に着目し、持続可能な森づくりにおいて先駆的な役割を果たしてきました。

今回は、宮崎県が持つ豊かな資源と、長年取り組んできたFSC®認証材の可能性を探ります。


1. 生産量日本一と「FSC®認証」への先駆的な取り組み

宮崎県産スギの最大の強みは、その圧倒的な供給力だけではありません。
特筆すべきは、宮崎県諸塚村が、国際的な森林管理基準である「FSC®認証」に、国内でも比較的早い段階で取得している点です。

しかし重要なのは、認証そのものよりも、その前提となる地域の林業のあり方です。

諸塚村では、1907年頃から本格的に林業に取り組みを開始し、「伐採したら植栽する」という林業の原則を100年以上にわたり遵守してきました。さらに、針葉樹だけでなく広葉樹もバランスよく植林することで、単一樹種の人工林とは異なる、多様性を備えた森林環境を維持しています。

こうした長年の実践があったからこそ、FSC認証は「新たに始めた取り組み」として導入したのではなく、これまで積み重ねてきた森林の適切な管理や、持続可能な森林資源の利用・保全の取り組みが、国際的な制度に適合したものといえます。


2. 無垢材活用の理想と、設計実務における課題

宮崎県産スギを活かす際、まず候補に挙がるのは無垢材です。木材の利用量を増やし、地産地消に貢献できる点は大きなメリットですが、実務においてはいくつかの課題も存在します。

意匠の制約 : 無垢材は木目が「板目」に限定されやすく、カジュアルな印象が強くなるため、より洗練された高級感を求める空間では意匠のコントロールが難しくなります。

メンテナンスとリスク : 不燃対応が必要な場合、薬剤注入による「白華(はっか)現象」のリスクが避けられず、竣工後の美観維持が懸念されるケースがあります。


3. 次世代の突板SKINWOOD®で宮崎県産材の価値を最大化する

私たちは、この豊かな宮崎の資源を次世代へつなぐため、高度な加工技術によるSKINWOOD®(次世代の突板)をご提案しています。

SKINWOOD®は、建築用材として活用が難しい径級である14㎝程度の小径木から、美しい柾目を人工的に作り出し、壁面へ活用できます。

さらに、認証材や地域材を使用したいが、高級感のある意匠は表現したいというリクエストに、SKINWOOD®は応えることができます。


4. 長く守られてきた森のストーリーを、デザインに

宮崎県は、豊富な森林資源と高い生産力によって、日本の建築を長年支えてきた木材産地です。さらに、FSC認証材を有する県として、国際的な基準に基づく森林の適切な管理と、持続可能な森林資源の利用と保全を図っている森林資源を備えています。

宮崎にゆかりのあるクライアントに対しては、単なる木質化の提案にとどまらず、
「支えられてきた故郷の森を、今度は建築を通して支える」というストーリーを添えることができます。

SKINWOOD®は、ストーリー性のあるご提案をさらに精度の高くするためのサポートができる素材です。

FSC®C022549

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