株式会社中村製材所 株式会社中村製材所
FSC®森林管理協議会CoC認証取得 株式会社 中村製材所

EN
株式会社中村製材所
FSC®森林管理協議会CoC®認証取得 株式会社 中村製材所

〒840-2102 佐賀県佐賀市諸富町為重385-1
TEL 0952-47-3100
MAIL info@kanejin.jp

CONTACT矢印アイコン

会社・製品に関する質問はお気軽にご連絡ください。

© 株式会社 中村製材所. All Rights Reserved.

2025.10.17 / Topics

国産木材ハイブリッドオフィスの建設を彩る木の一部を、森林と人財の未来へ活かす

写真提供:第一生命保険株式会社

 

第一生命保険株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:隅野俊亮)は、東京都中央区京橋二丁目において、木造ハイブリッド構造の賃貸オフィスビルを建設しました。株式会社中村製材所では、使用した木材に関わる費用の一部を、檜原村木材産業協同組合へ寄付を行い、“人財の命を守る“ことに重点をおいた労働災害対策に活用していただく取り組みを実施しており、今回、ビルの化粧材として供給した木材に関わる費用の一部も寄付いたしました。

 

【都市での木材利用による森林づくり】

国産木材活用の気運が高まる一方で、課題として慢性的な人材不足があげられます。日本は伐採適齢期を迎えた森林が数多くありますが、伐採する技術者の不足や次世代の森林を守り育てる人材が不足しています。特に林業は他の業種に比べると、労働災害発生率が全産業の中で最も高く、人財確保が難しい現状があります。今回の本取り組みでは、檜原村木材産業協同組合へ寄付を行い、より安全により安心に働ける環境整備・講習などに活用していただきます。

 

―木材利用の拡大がもたらす森林や経済と社会への恩恵―

写真提供:檜原村木材産業協同組合

 

都市における国産木材の利用が広がることで、森林の適切な更新が促進され森林がもつ多くの恩恵が守られます。さらに経済と社会がそれらの恩恵を受けられます。

“都市での木材利用により森林づくり“を通じて、都市と森林の理想的な関係を築き、持続可能な未来のための基盤づくりに貢献していきます。

 

また、本取り組みを継続的に行うことで都市と森林が共に歩む「循環のある社会」を目指します。人と自然の関係を深め、地域経済を活性化させながら、次世代に豊かな環境を引き継ぐ一助となることを願っています。

 

【木材ハイブリット構造の賃貸オフィスビルの計画に関して】

写真提供:第一生命保険株式会社

 

本計画は、第一生命にとって 2022 年度に竣工した「TD テラス宇都宮」に次ぐ2例目の木造ハイブリッド構造 の建物です。中央通りと鍛冶橋通りが交差する視認性の高い立地にあり、東京メトロ銀座線「京橋」駅と直結し、 地上 12 階・地下2階、高さ 56m と、木造ハイブリッド構造のオフィスビルとしては竣工時点で日本一の高さとなります。「Well-being×Sustainability」をコンセプトに、清水建設の木質ハイブリッド技術「シミズ ハイウッド®」を活 用することで、木造と鉄骨造の双方の強みを活かした、「木」を感じながらも開放性の高い外観や快適な木質無 柱空間を実現しています。

第一生命は、機関投資家として長年不動産投資を行っており、本物件をはじめ開発物件で再生可能な循環資 源である木材使用を推進するなど、不動産投資の観点からも持続可能な社会の形成に貢献していきます。

※第一生命保険のプレスリリース「木造ハイブリッド構造の賃貸オフィスビル「第一生命京橋キノテラス」竣工のお知らせ」より引用

 

【檜原村木材産業協同組合の組合員における安全対策の取り組み】

写真提供:檜原村木材産業協同組合

 

森林で作業する上での技能習得へ向けての講習やセミナーのほかにも、自分の命や仲間の命を守るための講習なども消防署や山岳救助隊を講師として呼び積極的に勉強会を行われています。他にも、蜂から身を守るための防護服やアナフィラキシー症状を緩和するための注射などを取り入れるなど、林業の担い手がより安全に働けるような取り組みをしています。

 

なお、今回の案件は第一生命保険株式会社より株式会社中村製材所を本プロジェクトに紹介いただいたことにより実現しました。関係各所に感謝申し上げます。

 

こちらの記事は下記よりダウンロードできます。

国産木材ハイブリッドオフィスの建設を彩る木の一部を、森林と人財の未来へ活かす_中村製材所

矢印記事一覧に戻る