2026.03.19 / Topics
【北山杉×突板】伝統素材を活かす新しい方法
京都の北山杉。その緻密な木肌と、磨き上げられた丸太が放つ独特の光沢は、日本の建築文化における「美」の象徴の一つです。
しかし、現代の店舗設計やオフィスデザインにおいて、丸太をそのまま取り入れるのは容易ではありません。
「和風の印象が強くなりすぎる」という懸念を抱くデザイナーや設計士の方も多いのではないでしょうか。
もし、その伝統的な木材を「平面(突板)」として、公共施設や商空間へ活かすことができたら。
北山杉の新しい活用の形をご紹介します。
1. 職人の手が生む、北山杉だけの美しい木肌
北山杉が育つところは、直径の小さな木材が育つのに適している環境です。その環境が、年輪を細かくし、緻密で美しい木肌を育みました。
その美しさを引き出すため、約600年前から職人たちの手によって、独自の技術が磨かれてきました。
戦国時代には千利休が茶室の意匠として重用したことで知られ、現在も一本一本、丁寧な「枝打ち」を繰り返しながら、手塩に掛けて大切に育てられています。
また、北山杉の象徴とも言える「絞り(木肌の凹凸)」は、自然の力と職人の知恵が結晶した芸術品です。
近年、ライフスタイルの変化に伴い和室が減少したことで、北山杉の活躍の場は、従来の住宅から商空間や公共施設へと大きく広がっています。
私たちは、北山杉がもつ伝統的な美しさを、現代の空間に馴染む形でご提案したいと考えています。
2. 伝統的な木材の新しい活用方法
中村製材所は資源に負担をかけない次世代突板SKINWOOD®を製造しています。

△北山杉SKINWOOD™
SKINWOOD®の最大の特徴は、14㎝程度の直径の小さな木材からでも、柾目の突板を生産できることです。また、不燃大臣認定を一部取得しているため、内装制限にかかる箇所でも安心して使用できます。
この技術こそが、北山杉の新しい活用方法を切り拓きます。
今まで柱や垂木として活用されてきた北山杉を、大きな空間の壁面へご提案できます。
SKINWOOD®の特徴は詳しくは下記をご覧ください。
3. 京都のストーリーを、空間の価値に変える
北山杉を選ぶことは、京都の山々が育んできた数百年の歴史を空間に取り込むことです。
「京都の北山杉を使っている」というストーリーは、お施主様にとっても、その場所を訪れるゲストにとっても、語るべき価値のあるエピソードになります。
SKINWOOD®の技術によって北山杉の表現のレパートリーを増やします。
地域創生を含めた取り組みを中村製材所と一緒にしませんか。